こだわりの色と香りにつつまれて 夏も近づく八十八夜 野にも山にも 若葉が繁り・・・ 立春から数えて八十八日 寒い北風に震え 暖かい太陽の光に見守られて すくすくと育った新芽 その一葉一葉から あの素晴らしい香をかもしだし そんな緑茶の葉をふんだんに使い 日本の女性の肌の色や その人らしい着姿を考え 各種技法により一色一反にこだわって 染め上げられる品々からは 作り手の熱い思いが感じられます

最高級の宇治茶だから実現する、味わい深い自然の緑。 幾度の失敗を繰り返しようやく辿り着いた染料の素材。最高級宇治茶を使うからこそ、コクのある深い色合いが実現します。 吟味した素材から丁寧に染料をつくります。 煮出された染料。この染料を生地に重ねることにより、様々なグリーンを表現します。 緑茶染めのきものは、2度3度と重ね染めされます。グリーンしか出せないからこそ一色の重さにこだわる姿勢です。

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